水景に魅せられて

お酒やアクアリウムなど

サーモス缶ホルダー

夏の終わり、まだ暑い昼の最中ケンは河原に降りた。今年は夏らしいイベントをしていかったので友達を誘いバーベキューをすることにした。急だったのでいつもの顔ぶれが6人ほど集まった。 車から用具一式を出したところで誰かが言った。「とりあえず飲もうー…

花火とフローズンダイキリ

夜空一面に広がる色とりどりの光 「ドーン!!」「バリバリバリ!!」 地響きのような低い爆発音から周りの建物に反射して無数に散らばる亀裂音 蒸し暑い人の群れの中に翔太は弥生と手を繋いぎ空を眺めていた。 弥生は着せてもらった青竹の涼しげな浴衣を着…

ソーラーパワーのブクブクを侘び草ビオトープに

「あっれー?おっかしいなぁ」「こんなに少なかったっけ?」 ケンの家の玄関先にある侘び草ビオトープに住んでるメダカの数である。 確かに減っている。 何か対策を取らなければ。 思い当たる要因はこの猛暑による水温の上昇。それに伴う酸欠。またはヤゴ。 …

美味しいモヒートの作り方

真っ青な空が広がっていた。 風もなく、梅雨独特の重たい空気が漂っていた。 まだ蝉は鳴いておらず、ワタルの住む住宅地は土曜日の夕方というのにとても静かだった。 「あっついな」 玄関から出ると思わず溜息のように声が出る。 七分袖のジャケットを脱ぎ駅…

石組み苔アクアテラリウム水槽でトビハゼを飼う【その2】

ケンが飼い始めたトビハゼは全部で5匹。 前回紹介したボスは目つきが悪く名前もそのまま「ボス」。 しかしそのボスも戦力争いで負け、今水槽を牛耳っているのはかわいい顔した太めの坊や「ラスボス」だ! 他の子達は「ザコ」。 朝や、帰宅した時など顔を近づ…

石組み苔アクアテラリウム水槽でトビハゼを飼う【その1】

ミナミトビハゼを弱汽水水槽で始めた。 すっごいかわいいのでずっと欲しかっただ。 インターネットでは売っているんだけど、実際に見て買いたいなぁと思ってた。個体差でやっぱり顔の可愛さとかもあるし… 行ける範囲の魚を扱っている店に片っ端から電話して…

【その後】シラクラさん風レッドビーシュリンプ 立ち上げから2週間

ちょうど2週間前、レッドビーシュリンプのブリーダーでもあるシラクラさんのブログを参考にシラクラさんが販売されている商品でレッドビーシュリンプ水槽を立ち上げた。 シラクラさん風レッドビーシュリンプ水槽 - 水景に魅せられて ケンの家ではその後どう…

自宅でカクテルを作るとき揃えたほうがいいもの

ユウジはケンの働いてるレストランで料理を勉強してる専門学生だ。 21歳になるユウジは料理と一緒にお酒も勉強中だ。 「ケンさんは家でどんなカクテル作るんですか?僕も最近部屋にでカウンター作ってカクテル作り始めたんですけどレパートリーがなくて」 一…

家飲みベンチマーク

「こんにちは〜!頼まれてたワイングラス12脚持ってきました〜」 ヒロシは食器を飲食店などに納品する会社に勤めている。今日もケンさんの店にワイングラスをー急いで持って来いーという強引な脅しに大急ぎで走って来た。 「おー!早かったね〜!そこ置いと…

シラクラさん風レッドビーシュリンプ水槽

青々とした水草にの上を這うように動く赤と白のバンドのエビが可愛くて、ケンの家では1年前から飼っている。 レッドビーシュリンプ。 模様によっては高額で取引されていて、ブリーダーと呼ばれる模様のグレードを上げるように繁殖されている小型のエビだ。 …

テレビ台と水槽台を作ろう

水槽を置く場所は気を使う。 60センチ水槽に砂利や石を置いて水をなみなみ。 60×30×36+何キロか。ざっと70キロから80キロになる。 そんなの置ける台なんてやっぱり専用の台しかないよな。 でもテレビの横のとこに置きたい。 2台置きたい。 という所から作ろ…

ピュア ケンタッキー バーボン

うららかな春の光が眩しい土曜日。 昼間は夏の匂いも感じられる季節だが、今は朝7時。 爽やかな風が昨日までのイライラを流してくれそうだ。 佳代は港町の自動車部品の工場に今年の春から事務として働くため引っ越してきた。30歳で叔父に勧められた人とお見…

侘び草ビオトープ

時はきた あったかい あったかすぎる サカナたちも外ばっかり見ている うん、出そう ちょうど一年前始めたプランタービオトープ。 玄関先に作ったオアシス。 冬の間はかわいそうに思えて家の中へ。 そろそろ出しましょか。 去年は赤玉土にウォーターマッシュ…

花見のワイン

「週末花見するぞ!明日から暖かくなるから土曜日には満開だからな」 「新人は買い出しよろしくな〜」 ハルカは今年の4月にこの会社に就職した新人の3人のうちの1人だ。 「ハルカは大学の時レストランでバイトしてたでしょ〜」 「お酒頼むわ」 新人の中でも…

世界のメダカ館

よく晴れた春のような日だった。 ケンは以前から気になっていた名古屋の東山動物園にいた。 動物園と植物園に分かれており、とても広い。 その日はよく混んでいてやっと見つけた駐車場から土の坂道をだいぶ登ったところから入園した。スカイタワーのふもとだ…

鮮やかな黄色の小さな虫のようなもの

真っ白なだだっ広い空間の中でただ走っていた。 「後ろから来たぞ!!、みんなバラバラに逃げろ!!」ケンの後ろを走っていた子供が鮮やかな黄色の小さな虫のようなものの餌食となった。「早く走れ!!」ケンはスピードを緩め大声で子供に向かって叫んだがも…

京都を楽しむ 後半《サクラテラスザギャラリー》

冬の京都は日が落ちるのが早く、ホテルに戻ってきた頃にはすでに暗く、受付のたいまつが大げさに燃えていた。 部屋に入るとシンプルながらにセンスのいい居心地の良い内装で、男2人でもまあまあ許せた。夕食の18時には少し時間があったのでテレビを見ながら…

京都を楽しむ 前編《錦市場から大原》

その日は朝から雪が降っていた。 タカシは身支度を整えると用意してあった小さなボストンバッグを持ってタクシーに乗った。駅に着いたがまだ雪の勢いも弱まらず、外での待ち合わせには寒すぎた。タカシにとって待ち合わせの相手のケンは同じバーテンダーの先…

イタリア サルディニア島 ワイン

義昭は静かな港町で、貿易会社の取締役として働いている。50代終盤になり、定年までもう少しの年齢になった。昨日も取引会社の接待の為神戸にまで行き、苦手な地酒を限界まで呑んできた。昔ラグビーと野球で鍛えた身体としゃがれた声、笑顔の似合わない顔の…

めだかたちの里子計画

ケンの家では無加温で冬でも卵が産まれる。 室内で昼間は日が当たるので水温は15度くらいになる。 産み落とされた卵たちを小さな水道水の容器の中で孵化させ、ヒーターを入れたグリーンウォーターで育てる。 三寒四温の季節。元気に成長した子供達を里子に出…

水景に魅せられて

ケンは太平洋に面した静かな港街の小さなレストランでバーテンダーをしている。 ケンは小さな頃から水の中を眺めるのが好きだった。 現実とは全く違う未知の世界が広がっている気がして、その世界を覗いているのが至福の時間だった。 いつしかその世界を自分…