水景に魅せられて

お酒やアクアリウムなど

京都を楽しむ 後半《サクラテラスザギャラリー》

冬の京都は日が落ちるのが早く、ホテルに戻ってきた頃にはすでに暗く、受付のたいまつが大げさに燃えていた。

部屋に入るとシンプルながらにセンスのいい居心地の良い内装で、男2人でもまあまあ許せた。
夕食の18時には少し時間があったのでテレビを見ながら明日の準備をした。

時間になり、ケンと2人でレストランに入った。
宿泊料金に含まれている料理のコースは3皿で海の幸5品とスープ、和牛のステーキだった。
ボリュームはそれほどないので、食べた後に何軒かBARを回ろうかと予定していた。

ちょうどいいタイミングでLiveが始まり、ギターと女性ボーカルが心地よく聴かせてくれた。

白ワインと赤ワインをグラスで頼み料理を堪能した。
他にも追加で料理を頼むことができ、一品一品が驚くほど安い。宿泊客だけのレストランにしても不思議だ。
ドリンクのメニューを見てケンが笑っている。
「どうしたんですか?」
タカシがメニューを覗き込んだ。
「これ、本当なんですかね」
「頼んで見ましょうよ。」
そのメニューには全て500円のドリンクが載っていた。
竹鶴17年とジョニーウォーカーブルーをストレートで頼む。

感じのいいウエイターがウイスキーを持って来てくれた。
ショットツィーゼルの感じのいいグラスからそれらは優しく気品のある芳醇な香りを溢れさせていた。
タカシはジョニーウォーカーブラックが好きでよく飲んでいる。
ジョニーウォーカーブルーはそれの延長線上にあると言ってもいいのだが、完璧な香りとその期待以上の味、舌に乗せた時の上質な煙たさ、喉を通した後もずーと続く余韻。いやぁ、美味い!!
ホテルのBARなどで頼むと一杯3000円はする高級酒だ。それが500円で飲めるとは!!


その他、
響ジャパニーズハーモニー。
ロイヤルサルート21年。
ボウモアダーケスト。
メイカーズマーク46。
ブランデーいって、マーテルコルドンブルー。
貧乏性が出てしまい、ここぞとばかりに2人で飲んだ。
今夜はここで飲んでしまいたいとタカシは思っていたが、ケンはそろそろ行こうかと立ち上がった。


夜になり風が出てきた。
酔っているのを忘れてしまうほど寒かった。
駅に行き、地下鉄で烏丸御池まで行き、『京都サンボア』へ着いた。
1925年から続く歴史あるBARだ。
タカシもケンも初めてだった。

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中に入ると常連のお客さんが2組、マスターと楽しそうに話しをしていた。

「すみません、ハイボール2杯ください」
ケンはタカシの分も勝手に注文した。
わからないでもない、サンボアはとにかくハイボールが有名なのだ。
サントリー角の氷なしのハイボールっていうお決まりのパターンではなく、京都サンボア(河原町店)は竹鶴氷ありのハイボールだった。
グラスに大きめの氷を入れ、竹鶴を結構入れる。多分ダブルくらい(60cc)入っているんじゃないかしら。
そこにウイルキンソンの炭酸を入れる。
今まで、散々高級なウイスキーをストレートで味わって来たが、少し時間も空き、これはこれでまた美味い。
店内は年代物の栓抜きが壁やら梁やらに固定してあった。
思えば栓抜きは世界中にあるわけだし、昔から存在していたから集めてみると楽しいかもしれない。
キョロキョロと周りを落ち着かなく見てるだけでも面白かった。初めてなのに不思議と落ち着くBARだった。


帰りに締めのビールを買い部屋に戻った。

ホテルの中庭には自由に飲めるコーヒーやハーブティーなどが充実してあり、しっかり飲んだ後には嬉しいサービスだった。


次の日、ケンが起きる前に1人で大浴場に行った。
それほど広くもないが、サウナがあるのが嬉しい。
サウナに入り昨日1日のアルコールを飛ばした。

朝食は豊富で美味しく凝った料理のビッフェだった。ヘルシーな野菜料理も多く、疲れた内臓にゆっくり入って行った。大満足だ!

スタッフの方たちも親切で礼儀正しく、たかしの中では五つ星だった。
これが彼女とだったらどんなに最高なんだろうと心から思った。

オープンして間もないからか期間限定のプランだったが、この大満足の二食付きの内容で税込8,800円!
この値段で申し訳ないとさえ思わせてくれた。